ロードカー（柏原隆宏社長、大阪市西区）グループによる中古車買い取り店「ユーポス」の出店攻勢が加速している。このほど、関連会社の九州ユーポス（同社長、福岡県大野城市）が広島市内に「広島営業所」を開設した。中四国地域初の進出で、広島県内全域を対象に買い取り事業を展開する。ロードカーグループは関連会社を含め現在まで首都圏、近畿、中部、中四国、九州に拠点を開設し、事業基盤を全国に拡大している。
ロードカーのユーポス店は近畿地区が中心で、現在は大阪、兵庫、京都、奈良で１８拠点を展開する。２００８年には東京ユーポス（同社長、東京都港区）を設立し、本格的に首都圏市場に参入した。東京ユーポスでは独立店舗を持たず、出張査定を主力に中古車買取いりを行う。買い取り実績を伸ばし練馬、江戸川など５カ所の事務所を開業した。
一方、０９年には九州ユーポスを立ち上げ、九州地区進出を果たした。１０年には東京ユーポスの支店として名古屋支店を開設し、中部地区進出を実現している。今回の広島営業所は九州から近い立地関係を考慮し、九州ユーポスの支店とした。情報を基に出張で車両を買い取る方式を踏襲する。人員は草場斎店長を含め５人で、近く７人に増員する。当面の月間買い取り目標台数は１００台で、将来的には１５０～２００台に引き上げる。
同営業所の所在地は、広島市西区庚午中４―１５―３０、TEL０８２―５０７―３１３０。

［日刊自動車新聞］