中古車買い取り「ユーポス」を展開するロードカー（柏原隆宏社長、大阪市西区）は、グループ全体で出店ペースを加速する。九州ユーポス（同社長、福岡県大野城市）が２２日、沖縄市越来（ごえく）に「ユーポスステーション越来店」を開設する。同社が沖縄に店舗を開設するのは初めて。ガソリンスタンド（ＳＳ）との併設店舗で、ＳＳ運営も同社が手がける。
８月末には京都市伏見区に「ユーポス新堀川伏見店」を開業し、９月初旬には岡山市北区奥田本町に「ユーポス岡山支店」を開設した。今後も大阪府東大阪市に新規店舗を開業する見込みで、新規出店を強化し、事業規模拡大を進める。
同社はグループ会社を含め東京、名古屋、広島、福岡など地盤の近畿地区以外にも店舗を開設している。新たに沖縄、岡山へ進出し、近畿でも店舗網を拡充することで、ユーポスの認知度を高め買い取り台数の引き上げを図る。
越来店は沖縄市内中心部に位置する。同社がＳＳを運営するのは初めて。柏原社長は「来店者数の多さに加え、買い取りとの相乗効果を見越して参画を決めた」と話す。運営が軌道に乗り次第、ＳＳと買い取りをセットにした新たな事業形態の構築をめざす。月間買い取り目標台数は５０台。
新堀川伏見店は、出張買い取りの京都支店から店舗型へと業態転換した。名神高速・京都南ＩＣ付近の油少路通に面し、幅広い層の来場を見込む。月間買い取り目標台数は５０台。岡山支店は出張買い取りのみの店舗で、岡山県内全域を商圏とする。月間買い取り目標台数は７０台。

［日刊自動車新聞］