第12面 ユーポス、12年度は関西で3万5000台を買い取りへ
中古車買い取りフランチャイズチェーン(FC)を展開するユーポス(柏原一郎代表取締役)は2012年度(12年4月~13年3月)、関西地区(近畿6府県と岡山、徳島含む)の中古車買い取り台数で、前期比25・0%増の3万5千台を目指す。店舗数を今期中に20店増やし80店程度まで引き上げる。スーパーバイザーによる加盟店支援を活発化させ、買い取り台数や市場占拠率(シェア)拡大を図り、ブランド力を強化する。
同社は今年度、新車販売を後押しするエコカー補助金など、市場活性化を背景に、買い取り台数増を見込む。関西地区においても空白地や大商圏への出店を加速させ、台数拡大につなげる。店舗数は最終的に、100店体制としたい考えだ。
店舗網拡大のため、異業種を含む若手経営者へのFC加盟を促す。既存店の複数店展開などを軸に、買い取り店ネットワークを拡充する。店舗数拡大に対応し、加盟店支援策を拡充する。FC本部と加盟店間の活発なコミュニケーションに努め、強固な“ウィン―ウィン”の関係を構築する。
同社は、FC店ネットワーク強化を推進する一方、関東や九州などで出張買い取り強化を図る。九州ユーポスが11年9月から展開する「ユーポスステーション越来店」(沖縄市)のような新形態にも前向きだ。ガソリンスタンドの高い集客力を活用した新店舗形態を模索し、ネットワークを拡張する。
[日刊自動車新聞]