車は日常生活や仕事、趣味などで活躍する便利な乗り物ですが、生活の変化や車の乗り換えの際に売却するシーンが必ず訪れます。

 

この記事では車の売り方を徹底的に解説し、売却手続きや必要書類の揃え方、高く売るためのコツなどを紹介します。

車の売却を検討されている方は是非ご一読ください。

 

 

車を売るための手続きとは？

 

車は所持しているだけでも維持費がかかる乗り物で、税金や駐車場代、点検整備費用など1年でかなりのお金が必要です。

そのため生活の変化で車が不要になったときには速やかに手放すほうがよく、売却して収入に変えたいものです。

 

しかし不要品を売却する場合とは違い、車の売却にはさまざまな手続きが必要です。

ここでは売却を決めたところから売却完了までの流れを説明します。

 

①売却先の業者を見つける or Webの一括査定を行う

まず車を買い取ってくれる業者を探すところから始めましょう。

買取は中古車販売店、買取専門店などが行っていますが、その他にWeb上から一括査定をして全国の買取業者を探す方法もあります。

 

中古車買取業者は街中にいくつもありますが、せっかく売るのであれば高額買取してくれるところに持ち込みたいものです。

店頭持ち込みの場合は後述する買取査定をしてもらい、買取金額を比較しながら売却先を決定します。

 

その他にユーポスのような中古車買取専門サービスがあり、買取専門のため余計なコストを抑えた高額査定が可能。

ユーポスではWebからの無料査定を受け付けており、気軽に買取額を確認できます。

 

②買取査定で金額を確認する

売却先をある程度絞り込んだら、実際にいくらで買い取ってもらえるかを買取査定で確認します。

 

買取査定は車の車種、年式、走行距離、車の状態などさまざまな要素から買取金額を決定するものです。

査定金額は業者によってある程度開きがありますので、高額買取を目指す場合は複数の業者にそれぞれ査定を依頼する必要があります。

買取査定はほとんどの場合即日で結果が出ますので、1日で複数業者を比較することもできます。

 

しかし店頭に持ち込むのは結構な手間で時間もかかるため、最近ではWeb上の一括査定サービスで売却先を見つけるのが便利です。

一括査定サービスでは車種や年式、走行距離などの基本的な情報を入力するだけで全国の買取業者に見積もりを依頼でき、その中から買取先を選定できます。

 

③必要書類をそろえる

高額買取先を選定できたら、次は車を売却するために必要な書類を揃えましょう。

 

実際の必要書類は後ほどご紹介しますが、ほとんどは車のダッシュボード内に保管されている書類を使います。

一部新規に記入が必要な書類がありますが、中古車販売店や中古車買取店にはその用紙などが置いてありますので、書き方を確認しながら記入すればOKです。

 

また市区町村の役所で取得する書類もありますので、書類の用意は売却予定日に対してゆとりをもって行うと良いでしょう。

 

④車の売却契約と車の引き渡し

定金額の確認と必要書類が揃ったら次は実際に車の売却契約に移ります。

 

売却の契約手続きは基本的に買取業者におまかせするだけなので、売る側としては必要書類さえきちんと渡せば手続きは完了します。

完了直後に車を引き渡しても良いですが、事情があれば別日に引き取りという形も取れます。

業者によっては自宅まで引き取りに来てくれるので、引き渡しは結構柔軟に対応できます。

 

⑤入金の確認をして取引完了

売却契約と車の引き渡しが完了したら、あとは売却益が振り込まれるのを待つだけです。

通常であれば契約完了から2週間以内に銀行振込で入金されます。

一部業者では現金買取も行っていますが、非常に稀なので基本は銀行振込となります。

 

 

売却に必要な書類を徹底紹介！

 

次に売却に必要な書類を一つずつご紹介しますので、この項を参考に用意しましょう。

 

なお必要書類については「初めてでも大丈夫！車を売るときに必要な書類を徹底解説！書類の種類から紛失時の対処法まで紹介します」の記事で詳しく解説しています。

そちらでは書類紛失時の対応もご紹介しますので、ぜひご覧ください。

 

普通車と軽自動車の書類は違う

車の売却にはいくつかの書類が必要ですが、普通車と軽自動車では必要書類に一部違いがあります。

これは軽自動車が普通車よりさまざまな手続きが簡略化されているためで、書類にもその違いが反映されています。

全体的に軽自動車の必要書類のほうが入手、用意しやすくなっており、売却時にも楽です。

 

普通車の必要書類

普通車の必要書類は次の6種類で、このうち①〜④は車のダッシュボード内に備え付けてあるものです。

 

①自動車検査証（車検証）

②自賠責保険証明書

③自動車リサイクル券

④自動車税納税証明書

⑤実印・印鑑登録証明書

⑥委任状・譲渡証明書

 

［自動車検査証（車検証）］

車検証は車の型番など各種情報が記載されている書類で、保安基準に適合している証明書でもあります。

車検証の情報で所有者の確認や各種手続きを行いますので、最も重要な書類です。

 

［自賠責保険証明書］

自賠責保険証明書は車の所有者が車検時に加入する自賠責保険の書類です。

自賠責保険は売却しても引き継ぎされるのですが、保険料の残額の還付などは行われません。

ただし買取業者によっては買取査定に残額分を上乗せしてくれる場合があります。

 

［自動車リサイクル券］

自動車リサイクル券は、廃車時に発生するシュレッダーダストやエアバッグの処分費用やカーエアコンのフロンガスの回収に使われるリサイクル料の支払い証明書です。

自動車リサイクル券も売却しても引き継がれます。

 

［自動車税納税証明書］

自動車税納税証明書は自動車税納付の証明書で、車の所有者が毎年納税する税金です。

自動車税も売却しても基本的に引き継ぎとなりますので、期間内で売却しても残額の一部還付などはありません。

 

買取業者によっては自動車税の残り期間に応じてを買取査定に上乗せしてくれる場合があります。

 

［実印・印鑑登録証明書］

実印および印鑑登録証明書は個人を証明するためのもので、市区町村の役所で証明書を用意する必要があります。

印鑑登録証明書はお住まいの市区町村の役場で発行されますが、発行後3ヶ月以内を求められるため原則売却時に合わせて再発行しましょう。

名義変更のために1通用意すればOKです。

 

［委任状・譲渡証明書］

委任状および譲渡証明書は第3者である買取業者に各種手続きを依頼するための書類です。

委任状は名義変更、譲渡証明書は車の所有権変更に利用されます。

この2つは用紙を買取業者が用意していますので、必要事項を記入すればOKです。

 

 

軽自動車の必要書類

軽自動車の売却に必要な書類は次の6種類で、こちらも①〜④は車のダッシュボードに備え付けられています。

 

①自動車検査証（車検証）

②自賠責保険証明書

③自動車リサイクル券

④軽自動車税納税証明書

⑤自動車検査証記入申請書

 

 

［自動車検査証（車検証）］

車検証は普通車のものと同一で、売却に際しては車に備え付けの書類を用意すれば大丈夫です。

 

［自賠責保険証明書］

自賠責保険証明書も普通車のものと同一で、多少金額が違うだけです。

こちらも書類を用意するだけでOKです。

 

［自動車リサイクル券］

自動車リサイクル券も普通車のものと同一で、こちらも金額の違い程度です。

自動車リサイクル券も書類を用意すればOKです。

 

［軽自動車税納税証明書］

軽自動車納税証明書は軽自動車独自の書類で、普通車の自動車税納税証明書と同じ役割があります。

軽自動車は納税先が普通車と違うため違う様式となっていますが、売却時には書類を揃えるだけです。

 

軽自動車税も売却時には引き継ぎで還付制度などはありませんし、軽自動車の場合は査定金額に上乗せされない場合も多いです。

 

［自動車検査証記入申請書］

自動車検査証記入申請書は普通車の委任状、譲渡証明書が一緒になったような書類で、用紙は国土交通省のHPからダウンロードでき、買取業者側で用意されています。

 

用紙に必要事項を記入して準備しましょう。

 

 

売却と下取りはどう違うの？

 

車の売却は普通に売る方法の他に下取りがありますが、多少性格の違うものです。

下取りは新車購入や中古車購入の際にそれまで乗っていた車を売却する方法で、その売却益を車の購入資金の一部とします。

売却と下取りのメリット、デメリットを比較してどちらが良いか判断しましょう。

 

なお下取りについては「車の下取りはどんな点がメリットなの？普通の売却方法との違いも徹底解説」の記事でも詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

車の売却と下取りの金額の違いは？

まず売却と下取りで差があるのは売却益で、ほとんどの場合下取りのほうが金額が低めになります。

下取りは基本的にどんな車でも買い取ってもらえますが、あくまで新車購入時のサービスの一部なので査定金額が低くなるのです。

 

それでも下取りには明確なメリットもあり、金額以外の部分が決め手となります。

 

売却or下取りの決め所は？

売却ではなく下取りを選ぶ決め手は、ズバリ手間と時間を減らせることです。

 

下取りは車の購入手続きと並行して売却手続きが可能で、書類の用意や販売店とのやり取りをまとめて行えます。

また古い車の引き渡しと新しい車の取得も同じタイミングになりますので、車の移動もシームレスに行えます。

全体的な時間も削減できますので、スムーズな手続きが良い人にオススメの方法です。

 

 

車を高く売るためのポイント

 

 

せっかく車を売るならできるだけ高額買取を狙いたいものですが、少しでも高く売るためのポイントがいくつかあります。

 

買い取り相場を確認しよう

車を高く売るためにはまず相場を把握する必要があります。

 

Web上には車種ごとの買取相場の情報が溢れており、現在いくらぐらいで取引されているのかを確認できます。

相場を把握していれば買取査定の際に不当に安い値段を見抜くことができ、買取先の業者選定に役立ちます。

また最近ではWeb上での無料査定サービスが増えており、簡単な情報を入力するだけでおおよその買取金額が把握できます。

 

ユーポスでは買取の無料査定をWeb上から依頼でき、僅かな時間で結果が出ますので相場の把握に役立ちます。

 

年式、走行距離が増えないうちに手放そう

車の買取査定は年式や走行距離によって大きな影響を受けており、年式の古い車、走行距離の多い車は査定金額が下がりがちです。

 

年式や走行距離は車の劣化具合を反映しており、一般的には年式5年以上、もしくは走行距離50000km以上が一つのラインです。

これ以降の車は故障のリスクが増加するため買取価格は下がり気味になりますので、高額買取を目指す場合はこの大台に乗らないうちに手放しましょう。

 

日々の清掃や点検整備を行おう

車を売るにあたって清掃や点検整備がしっかりしてると、外観も内装もキレイな状態で故障も少なくなり、査定金額にも良い影響があります。

普段の心がけで査定が高くなるのであれば努力の甲斐がありますよね。

 

点検整備記録簿、メンテナンスノートは残しておく

点検整備を行った履歴を残す冊子が点検整備記録簿やメンテナンスノートと呼ばれますが、紛失することなくキレイに揃っていればそれだけで査定にはプラスです。

 

これらの冊子は車検証等とともにダッシュボード内に収納されていますので、手放すときまできちんと残しておきましょう。

 

純正の車をキープしよう

車の外装や内装を自分好みにカスタマイズするのは楽しいものですが、売却に当たってはマイナスになります。

 

カスタムは個人の好き嫌いが別れますので中古車販売に不利となり、査定金額も下がってしまいます。

ただしカスタムした箇所を純正仕様に戻せれば査定に影響は出ませんので、純正パーツは安易に捨てず原状復帰できるようにしておきましょう。

 

売却の時期を見極めるのが重要

 

車の買取金額は時期によっても影響されるもので、1年のうち2度ほど有利なタイミングが来ます。

 

中古車売買が盛況な時期とは？

中古車は1年中販売されているのでいつでも値段が変わらないように思われますが、実は中古車需要が高まる時期があります。

それは4月と9月で、4月は新生活の始まるタイミングで新たに車を購入する人や、乗り換えをする人がいるからです。

 

9月も生活の変化が起こりやすい時期ですが、そのほか中古車販売店の決算時期がこのあたりであり、販売台数を増やすために割引キャンペーンを展開します。

また7月にボーナス時期がありますので財布の紐もゆるみやすく、中古車が購入されやすい時期です。

 

買取価格が高くなるのは1月～3月、7月～9月

中古車販売店は2回のタイミングに合わせて中古車の在庫を増やす必要があり、それに向けて買い取りも強化されます。

1月〜3月、7月〜9月は中古車買い取りキャンペーンが展開され、査定金額のアップやギフト券の進呈、ポイント入手などさまざまな方法でお得になります。

中古車を売るタイミングは事情により異なりますが、うまくこの時期に合わせれば金額UPが狙えます。

 

 

まとめ

車の売却は所有している以上いつかは訪れるイベントで、売却先の選定や書類の準備など事前に行うことが結構あります。

 

またせっかく売るのならできるだけ高い金額で売りたいものなので、この記事を読むことで高く売るためのポイントや時期なども把握できるでしょう。

 

ユーポスは買取専門サービスの利点を活かし、余計なコストを削減することでお客様への利益還元につなげています。

Web上や電話での無料査定を24時間対応で受け付けていますので、車の売却をご検討の方はぜひご連絡ください。