
車の維持費が高すぎる!少しでも維持費を減らす方法をご紹介します!
車の購入には多額の費用が必要ですが、購入後も所有しているだけで「維持費」がかかります。
定期的に必要な維持費は、積み重なると家計にとって大きな負担となります。車を長く乗り続けるためにも、固定費となる維持費は可能な限り抑えたいところです。
この記事では車に必要な維持費はどんなものか、また節約するとしたらどの維持費なのかをご紹介します。
このページの目次
車の維持費には何がある?
「維持費」とは、車を維持したり、正常に運用したりするために必要な費用を指します。
その額は年間数万円から数十万円にものぼり、乗る頻度に関わらず、車を所有しているだけで発生する費用も少なくありません。
維持費を節約するために、まずどのような維持費があるのかをご紹介します。
必須の維持費

維持費には車の所有や運転をする上で欠かせない費用があり、主に次の5種類が挙げられます。
・保険
保険は主に車に関する事故の補償であり、保険料という形で支払っています。
車の保険には自賠責保険と任意保険の2種類があります。
・税金関係
税金は車を所有しているユーザーに課せられる諸税で、維持費として挙げられるものには「自動車税」と「自動車重量税」があります。
また車関係の税金には「環境性能割(旧自動車取得税)」もありますが、こちらは車の購入時に納税するものです。
所有している間は支払いはありませんので、維持費からは外れます。
・車検費用
車には「自動車検査登録制度(車検)」があり、車検はその車が国が定める保安基準に適合しているかどうかを審査する制度です。
車検には有効期間があり、新車時点で3年、その後は2年です。車検に合格していないと公道走行ができないので、この期間ごとに車検を受けます。※自家用乗車の場合
車検費用は数年に一度かかりますが、維持費の中では大きい金額を占めます。
・燃料費や電気代
車を走行させるために内燃機関のエンジンや電動モーターが使用されますが、それぞれに必要な燃料や電気にも費用がかかります。
エンジン車では、ガソリン車であれば「ガソリン」、ディーゼル車であれば「軽油」が必要で、ガソリンスタンドなどで給油します。
近年は電気自動車(EV)も普及していますが、EVの場合は燃料の代わりに電気を充電します。
電気は家庭用電源や街中の充電器から供給できますが、当然ながら電気代がかかります。
・駐車場代
車を所有するためには駐車場が必要不可欠で、普通車は車庫証明(軽自動車は地域により保管場所届出)で保管場所の確保が求められます。
自宅に駐車スペースがある場合は不要ですが、月極駐車場などを賃借する場合は毎月の賃料が発生します。
車を保つための維持費

次の3つの費用は必ず発生するわけではありませんが、車を安全に運行したり、きれいに保ったりするための費用です。
これらも維持費の一部として考えられます。
・メンテナンス費用
メンテナンス費用は車の点検や消耗品を交換、整備する費用で、定期的に発生します。
車には「定期点検」が必要で、6カ月点検や12カ月点検などのスパンで点検することで車を正常に保ちます。
また、点検の際に消耗品の交換も行われる場合が多いです。車のエンジンオイルやタイヤは定期的に交換が必要で、走行距離や経過年数、状態に応じて適宜交換します。
・修理費
修理費は車の故障や事故の破損箇所に対する修理費で、必ず発生するわけではありません。
ですが、たとえ事故はなくても、車の各部品は経年劣化によって少しずつ劣化します。
その結果故障する場合があるので、古い車ほど修理費は増加しやすくなります。
・洗車代
洗車代は、車の外装を洗浄したり、車内清掃を行ったりする際に発生する費用です。
維持費として必須ではないものの、車をきれいに保つためには定期的な洗車が必要です。
洗車代については、業者に依頼する方法と自分で行う方法がありますが、ユーザー自ら行うのであれば費用は抑えられるでしょう。
節約したくても減らせない維持費とは?
維持費の中には毎年、もしくは数年ごとに一定の金額が発生するものがあり、これらは節約したくてもなくせません。
車を所有する上での必須の費用と考えられます。
毎年必須の維持費
次の5つの維持費については、毎年必要な費用です。
・税金(自動車税)
車関係の諸税のうち、自動車税は毎年納税義務が発生します。
自動車税額は車の種類によって決められています。
自動車税は毎年4月1日時点で車を所有しているユーザーに納税義務があり、1年分をまとめて支払います。
自動車税は、新車登録から一定の年月が経つと税額が高くなるので注意が必要です。
・保険(任意保険)
2種類ある車の保険のうち、任意保険については原則として1年ごとの契約になっています。
任意保険は、後述する自賠責保険ではカバーしきれない損害を補償するために、ユーザーが任意で加入する保険です。万が一の事故に備え、社会的な責任として加入するのが一般的です。
対人賠償、対物賠償を基本として、車両保険やそのほかの保険プランから自由に内容を選択できます。
保険費用は契約内容によって変動しますが、ほとんどの場合1年ごとに等級やプランの見直しを行います。
・燃料費、電気代
車を走行させる上で燃料費や電気代は必須ですが、費用の内訳は走行頻度で変動します。
年単位で考えると、走行距離が少ない人でも数万円はかかりますし、走行頻度が多ければ何十万円単位の費用が発生します。
また高速道路を定期的に使用する場合は、高速道路代も維持費の一部として考えられるでしょう。
・駐車場代
駐車場代は自宅に保管するのであれば0円で済みますが、ほかの駐車場に駐車していれば毎月、もしくは年ごとに駐車場代が発生します。
駐車場代は都市部や地方、地域によってさまざまですが、安価でも月に数千円、高いところでは数万円にもなります。
1年間駐車場を利用すれば、かなりまとまった費用になるでしょう。
・定期点検
車の定期点検には「12カ月点検」と「24カ月点検」が法定点検として定められており、この2つは所有していれば必ず発生します。
点検の日取りはユーザーに任せられていますが、「24カ月点検」については、後述する車検と合わせる場合が多いです。
数年ごとに必須の維持費
次の3つは数年ごとに必須の費用で、車検のタイミングで発生します。
・保険(自賠責保険)
自賠責保険は対人補償に限定して最低限の補償を行うためのもので、車のユーザーに加入が義務付けられています。
保険期間は車検期間と同じであり、継続検査では2年ごとに発生します。
金額は定額なので、任意保険のように変動はありません。
・税金(自動車重量税)
税金のうち自動車重量税は車検時に納税義務があり、車検更新のタイミングで費用が発生します。
自動車重量税の税額は車の種類で決まり、2年ごとに一定額を納税します。
ただし、新車登録から一定の年月が経過すると、重課税で金額が高くなるので注意が必要です。
・車検(法定点検も含む)
車検時には自賠責保険や自動車重量税のほかに、点検費用や各種手数料が発生します。
車検はユーザー自らが行う「ユーザー車検」もありますが、一般的にはディーラーや自動車修理工場に依頼して代行してもらいます。
そのため、車検の手続き費用や点検費用、手数料で数万円は必要となります。
この費用が2年ごとに発生するので、維持費の中でももっとも気になる部分でしょう。
節約できる維持費は見直そう
一部の維持費は一定額の費用がかかるので節約できませんが、次の維持費は見直しによって節約できる可能性があります。
・保険内容の見直し(任意保険)
任意保険はユーザーが自由にプランを決められますので、不要なプランを見直したり年齢条件の設定で節約したりすることが可能です。
任意保険のうち対人、対物補償については補償額「無制限」で契約するのが一般的ですが、それ以外については必須ではありませんので、不要なら見直しましょう。
特に「車両保険」は事故を起こした際の自分の車の修理についての補償で、見直しの対象として一般的です。
車両保険自体はつけておいたほうが安心ですが、補償範囲を限定的にすることで、多少は保険料を減額できます。
また年齢条件は車を運転する人の年齢を「26歳以上」や「30歳以上」などに限定することで、事故のリスクを区分し、保険料を減額できる制度です。
通常、車を運転する人は本人以外には家族などに限られるので、うまく年齢設定を行えれば節約できるでしょう。
・燃料費、電気代の節約
燃料費や電気代は車を走行させる上で必ず発生しますが、金額自体は見直し対象です。
燃料費はガソリンスタンドごとに金額も違いますし、セルフスタンドかそうでないかでも燃料単価が変わります。
安いガソリンスタンドを見つけるだけでも節約になるでしょう。
EVの電気代については、家庭電源をうまく活用すると節約につながります。
電気代の安い夜間電力プランで充電すれば、夜間のうちに安価で充電が完了するでしょう。
・駐車場代の減額
駐車場は自宅や職場の近所に持ちたいものですが、場所を変えることで月額費用の見直しが図れます。
駐車場は個人経営のものもあるので、うまく交渉すれば減額も狙えるかもしれません。
・メンテナンス費用の節約(オイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換など)
車のメンテナンスにはある程度の知識が必要ですが、基本的なメンテナンスをユーザー自ら行うことで費用を節約できます。専門店に依頼する際の手数料、作業費用が節約できるのが大きなメリットです。
ユーザーでも可能なメンテナンスにはオイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換などがありますが、廃油や廃タイヤの処理、作業の安全性確保などの手間とリスクが伴うので、注意しましょう。
車種によっても変動する維持費とは
車の維持費は車種によって変動するものがあり、維持費を減らすために車自体を見直すこともできます。
自動車税、自動車重量税は大きい車ほど増える
維持費のうち、自動車税や自動車重量税は車種ごとに一定額が設定されていますが、大きな車ほど増える傾向があります。
自動車税は車の排気量、自動車重量税は車の重量で決まっており、エンジンの大きな車、ボディの大きな車ほど高くなります。
そのため維持費の節約を考えるのであれば、小排気量のコンパクトカーや軽自動車に変えることで、大幅に税金の部分を節約できるでしょう。
減税制度を利用する
車の税金には環境性能の高い車を優遇する措置があり、それに応じて「エコカー減税」や「グリーン化特例」のような減税制度があります。
これら減税制度は環境対策の一環であり、減税することで環境性能の高い車への乗り換えを促進するものです。
ハイブリッドカーや電気自動車、クリーンディーゼル車などCO2排出の少ない車は、大幅な減税、もしくは免税が受けられます。
これらの車に乗り換えることでも、維持費の節約につながるでしょう。
燃費のよい車にする
車の維持費の中で、常に必要な燃料代の割合は大きく、燃費性能の高い車に変えるだけでも維持費は大きく減少できます。
車の燃費は年々向上しており、古い車を最新の車に乗り換えるだけでも効果はあります。
さらに、ハイブリッドカーやPHEV(プラグインハイブリッドカー)の燃費改善効果は高く、大幅な燃料代削減につながります。
乗り換えには費用はかかりますが、長期的に見ると維持費の面でメリットもあるのです。
維持費が高くなってきたら売却も視野に入れる
車は古くなると維持費が増加するため、思い切った乗り換えや売却も視野に入ってきます。
古くなると高くなる維持費とは
車の年式が古くなってくると、次の2点が主に維持費として高くなってきます。
・自動車税、自動車重量税の重課税
自動車税、自動車重量税はどちらも年式13年以上の車には、「重課税」という税額の増加制度があります(ガソリン車の場合)。
これは古い車からの乗り換えを促すためのもので、年式が13年を超えないうちに新しい車にすることで維持費の増加を抑えられます。
・メンテナンス費用
車の部品交換や整備費用は古い車ほど増加するため、メンテナンス費用を抑えるために乗り換えを検討する場合もあります。
特に年式が10年を超えたあたりで車の主要部品に寿命が訪れ、修理費用が一気に増加しやすいので、年式の経過には注意が必要です。
維持費が増えてきたら車の乗り換えも!
年式が古くなったり走行距離が増えたりして維持費が増えてきたら、思い切って新しい車に乗り換えたほうが維持費の節約につながります。
乗っている車は、いつかは乗り換えや売却をしなければならないので、維持費増加をきっかけに検討するのもよいでしょう。
税金や燃費の面だけでも十分維持費は減りますし、心機一転にもつながります。
また、古い車を売却する際には買取価格の低下や売却先で悩むことがありますが、ぜひ一度、車買取専門店のユーポスをご検討ください。
ユーポスでは、年式の古い車や走行距離の多い車でも、できる限りの高額買取を実施しています。
まとめ
車の維持費は必須であるものの、一部の項目は見直すことで節約が可能です。
車のサイズや年式によっても変動しますので、うまく見直すことで維持費をしっかり減らせるでしょう。
車買取専門店のユーポスでは、買取専門店のメリットを生かした高額買取を実施しており、無駄な経費を削減して買取価格に反映しています。
維持費の増加した車に対しても、満足いただける査定を目指しておりますので、ぜひ一度ユーポスにご相談ください。






