
車を買い替えるおすすめの時期は?買い替える前にやること
一般的に、車は年数が経てば経つほど価値が低下して、維持費がかかるようになります。そのため、適切な時期に買い替えるのがおすすめです。しかし、いつ車を買い替えようか悩んでいる人は多いことでしょう。
この記事では、車を買い替えるのにおすすめの時期やタイミング、そして買い替える前にやっておくことを詳しく解説します。
このページの目次
車を買い替えるまでの平均年数

車を買い替える時期やきっかけは、人によって異なります。中には10年以上も同じ車に乗り続けている人もいますが、平均的には何年で買い替えているのでしょうか。
ここでは、車を買い替える平均年数や、買い替えるきっかけ、次に購入したい車に関するデータを見てみましょう。
車を買い替えるまでの平均保有年数
「一般社団法人 日本自動車工業会」が、2024年4月に公表した「2023年度 乗用車市場動向調査」によると、前保有車の平均保有期間は、前保有車が新車と中古車を合わせた全体で7.2年、前保有車が新車の場合の平均保有期間は7.7年、中古車の場合は6.2年でした。
全体
|
~1年 |
~3年 |
~5年 |
~7年 |
~10年 |
10年超 |
平均(年) |
|
1% |
9% |
19% |
19% |
28% |
24% |
7.2 |
前保有車新車
|
~1年 |
~3年 |
~5年 |
~7年 |
~10年 |
10年超 |
平均(年) |
|
1% |
7% |
14% |
16% |
30% |
31% |
7.7 |
前保有車中古車
|
~1年 |
~3年 |
~5年 |
~7年 |
~10年 |
10年超 |
平均(年) |
|
1% |
12% |
26% |
24% |
24% |
13% |
6.2 |
買い替えるきっかけ
購入(買い替える)きっかけは、「手放した車が一定の基準に達した(車検の時期・走行距離など)」「手放した車の状態変化(事故をした・故障した・エンジン性能の低下など)」「車の使い方の変化(通勤が不要になった・介護が必要になったなど)」が上位になっています。
ライフステージ別で見ると、高齢期では「自動車の販売員・サービススタッフに勧められた」「安全性の高い車が発売された」「先進安全技術が搭載されていた」が全体と比べて高い結果となっています。
購入きっかけ(複数回答)
(%)
|
|
全体 |
ライフステージ |
||||||
|
独身期 |
家族形成期 |
家族成長前期 |
家族成長後期 |
家族成熟期 |
結晶期 |
高齢期 |
||
|
手放した車が一定の基準に達した(車検の時期・走行距離など) |
37 |
13 |
29 |
45 |
35 |
38 |
38 |
39 |
|
手放した車の状態変化(事故をした・故障した・エンジン性能の低下など) |
25 |
7 |
15 |
32 |
31 |
26 |
31 |
20 |
|
車の使い方の変化(通勤が不要になった・介護が必要になったなど) |
15 |
20 |
22 |
12 |
21 |
16 |
11 |
12 |
|
家族人数の増減(子どもが生まれる、生まれた・独立したなど) |
12 |
– |
35 |
18 |
10 |
9 |
14 |
5 |
|
自動車の販売員・サービススタッフに勧められた |
10 |
– |
8 |
6 |
6 |
8 |
5 |
17 |
|
欲しいと思った車が思っていたよりもお買い得になっていた |
9 |
27 |
5 |
7 |
11 |
9 |
18 |
8 |
|
先進安全性技術が搭載されていた |
8 |
– |
3 |
4 |
5 |
9 |
8 |
15 |
|
安全性の高い車が発売された |
8 |
7 |
5 |
5 |
2 |
6 |
5 |
16 |
次に購入したい車
購入したい車は、「走行時の操作性が高く、運転しやすい車」「長距離を走行しても疲れが少ない車」「荷室スペースが広く、使い勝手のよい車」「車体の耐久性がある車」「環境に配慮した車」の回答が上位になっています。
また、前回2021年の調査と比べると、「多少価格が高くても燃費のよい車」や「経済性に優れた車」が増加しています。
車への考え方【A直近2年以内購入車】(非常にそう思う+そう思う)
|
|
2021年全体 |
2023年全体 |
|
走行時の操作性が高く、運転しやすい車 |
92 |
94 |
|
長距離を走行しても疲れが少ない車 |
91 |
91 |
|
荷室スペースが広く、使い勝手のよい車 |
87 |
89 |
|
車体の耐久性がある車 |
– |
89 |
|
環境に配慮した車 |
85 |
86 |
|
多少価格が高くても燃費のよい車 |
72 |
78 |
|
経済性に優れた車 |
57 |
62 |
参考:一般社団法人 日本自動車工業会「2023年度 乗用車市場動向調査」
車を買い替えるおすすめの時期やタイミング
よい時期やタイミングで車を買い替えることで、維持費を抑えられたり、今乗っている車をより高く手放したりできる可能性があります。車を買い替えるおすすめの時期やタイミングを、車検・走行距離・購入時期・ライフスタイルの変化などに分けて説明します。
車検(継続検査)の前
自家用乗用車(普通車・軽自動車)の車検(継続検査)は、新車登録から初回は3年目、以降は2年毎に受けることが法律で義務づけられています。この車検の有効期限が切れる前が、車を買い替えるのにおすすめのタイミングです。
その理由としては、車検を受けるのは、法定費用として自賠責保険料・自動車重量税・印紙代、ほかに非法定費用として車検基本料金や整備費用、部品交換代などがかかるからです。車検が切れる前に、買い替えることで、車検にかかるこれらの費用を支払う必要がなくなります。
実際に、前の章でご紹介した「2023年度 乗用車市場動向調査」でも、購入(買い替え)のきっかけで一番多い回答は、「手放した車が一定の基準に達した(車検の時期・走行距離など)」でした。
また、5年目や7年目の車検を受ける前に車を買い替えると、リセールバリューが高いうちに今乗っている車を売却することができます。リセールバリューとは、保有している車を売却する際にその車が持っている経済的価値のことです。一般的には、3年目で新車時の約50~60%、5年目で約40~50%、7年目では約20~30%といわれており、7年目を過ぎると急激に下がるといわれています。今乗っている車をより高く売却したいのであれば、価値が大きく下がる前の、5年目や7年目の車検前に買い替えるのがおすすめです。
走行距離が10万kmを超える前
最近の車は、耐久性が高いため走行距離が10万kmを超えても、しっかりとメンテナンスを行っていれば、乗り続けることは可能です。しかし、タイミングベルトやウォーターポンプ、オルタネーターなど10万kmを目安に交換が必要な部品があり、交換費用が高額になってしまうこともあります。
また、10万kmを超えたり新車登録から5年が経過したりするとメーカー保証(特別保証)が受けられなくなるほか、過走行車として査定金額が大きく下がるため、買い替えるのであれば10万kmになる前に検討するのがよいでしょう。
決算や中間決算の前の時期
多くの自動車メーカーや販売店が決算期を迎える3月やその前の2月は、その年度の売上目標を達成するため、決算セールが行われています。決算セールは、普段より値引きが大きくお得に車を購入できるチャンスです。
実際に、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表している「新車・年別販売台数(登録車+軽自動車)」を見ると、2月・3月・9月の販売台数が40万台を超えて多くなっています。
登録車+軽自動車販売台数(新車)
|
2025年 |
販売台数 |
|
1月 |
376,216 |
|
2月 |
409,334 |
|
3月 |
499,734 |
|
4月 |
342,858 |
|
5月 |
324,054 |
|
6月 |
393,127 |
|
7月 |
390,484 |
|
8月 |
301,194 |
|
9月 |
428,194 |
|
10月 |
395,164 |
|
11月 |
369,702 |
|
12月 |
335,442 |
参考:一般社団法人 日本自動車販売協会連合会「新車・年別販売台数(登録車+軽自動車)」
モデルチェンジやマイナーチェンジの前
自動車は、発売から数年経過すると、デザインや性能を変更するモデルチェンジが行われるのが一般的です。モデルチェンジには、全面的にデザインや性能を刷新する「フルモデルチェンジ」と、一部を変更する「マイナーチェンジ」があります。
特に、フルモデルチェンジが行われると、これまでのモデルは旧型となるため、査定価格に大きな影響があります。現在、乗っている車をより高く売却したいのであれば、モデルチェンジが行われる前に買い替えるのがおすすめです。
メーカー保証が切れる前
車のメーカー保証は、新車購入から一定期間・距離の間に、車を構成する部品に不具合が発生した場合、無料で修理や備品交換が受けられる制度です。メーカー保証には、「一般保証」と「特別保証」があります。
一般保証
|
一般保証は、消耗部品やオイル、特別保証部品を除いて、ほとんどの部品が保証の対象となります。一般保証を受けられるのは、新車から3年間または6万km走行時点のいずれかの早いほうまでです。 |
特別保証
|
特別保証の内容や保証期間は、各メーカーによって異なります。メンテナンスノートや各社のホームページに保証対象となる部品などが記載されています。保証期間は、初年度登録から5年以内または走行距離10万km以内を設定しているメーカーが多いですが、中には期間が短いメーカーもあります。 |
メーカー保証が切れた後に、車を修理する際は原則として自己負担になります。そのためメーカー保証が切れる期間や走行距離に達する前に、買い替えるのがおすすめです。
ライフスタイルが変わったとき
「2023年度 乗用車市場動向調査」では、「車の使い方の変化」「家族人数の増減」といったライフスタイルの変化が、購入のきっかけになったという方が多くいました。
例えば、転勤や引っ越しによって通勤距離が長くなった場合は、ハイブリッド車など燃費がよい車に買い替えると、ガソリン代を節約できます。子どもが生まれ家族が増えた際には、ミニバンなど大きな車のほうが便利です。反対に子どもが独立したなど、乗る機会が減った場合は、コンパクトな車に買い替えたほうが、毎月の維持費を抑えることができるでしょう。
車を買い替えたほうがよい理由

車は数百万円もする高い買い物です。そのため「まだ乗れるのに買い替えるのはもったいない」と思う人もいるでしょう。しかし、買い替えることで得られるメリットも多くあります。
安全性や快適性の向上
車の性能は、モデルチェンジが行われるたびに大きく改善されています。中でも安全性を高めるための技術は、近年になって飛躍的に向上しました。
車は運転操作を誤ると、人命に関わるような重大な事故を起こす危険性があります。最新の車には、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能(ペダル踏み間違い防止機能)など、事故から人命を守るためのさまざまな装備が搭載されています。これらの安全装備によって、事故が防げるかもしれません。
また、古いモデルの車と比べて新しい車は乗り心地がよく、快適性にも優れています。
維持費や故障リスクの削減
最新の車は、環境に配慮しており燃費性能が優れています。そのためガソリン代が節約できます。
また、新車から年数が経ち、走行距離が多くなると、どうしても部品交換や修理が必要となります。これらのメンテナンスを怠れば、故障や事故などのトラブルが発生するリスクも高くなります。車を買い替えることで、部品交換や修理にかかる費用を節約できます。
ライフスタイルやライフステージに合った車に乗れる
車を買い替える最大のメリットは、自分のライフスタイルやライフステージの変化に合った車に乗れることです。
夫婦2人であれば、2ドアのスポーツカーやコンパクトな車に乗っていても問題はありませんが、子どもが生まれて家族の人数が増えると、不便に感じることが多くなります。そのため、チャイルドシートが設置しやすい車や乗降しやすいスライドドアの車、広い荷室を持つ車への買い替えが人気です。さらに2人目、3人目と子どもが増えたり、子どもが成長してレジャーなどに出かける機会が増えたりすると、ミニバンなど車内が広い車に乗り換えることで、快適に外出できます。
また、親が高齢となって介護が必要になると、車いすのまま乗ることができる福祉車両に買い替えることで、通院などの外出時に移動できます。
車を買い替えるデメリット
車の買い替えを検討する際には、買い替えるデメリットについても理解しておきましょう。主なデメリットは、次のとおりです。
金銭的な負担
車を買い替えるには、車両価格、税金、保険、登録費用など、数百万円単位の金銭的な負担が発生します。現在乗っている車にローンが残っている場合には、車を購入する際に残債を一括で支払うか、買い替える車のローンに上乗せする必要があります。
買い替えることで、燃費や修理費用などの維持費は抑えられますが、新たに発生する費用と慎重に比較する必要があります。そのため、古い車を乗り潰す場合と比較すると、新車に買い替えるほうがトータルコストは高くなるケースが多いでしょう。
手間や時間がかかる
車を買い替えることで、さまざまな手続きが必要となります。
車を買い替える際には、まず乗り換える車を選ばなければなりません。今乗っている車から新しい車に乗り換えるには、何らかのきっかけ(理由や目的)があるはずです。そのきっかけを満たしている車を選定するために、ディーラーのショールームに行って、現車を確認したりカタログの内容をチェックしたり、営業スタッフの説明を聞くなど、情報を収集するのに手間や時間がかかります。
さらに、今乗っている車の売却、契約手続き、自動車保険の変更など多くの手間と時間がかかります。
車を買い替える際にやることと注意するポイント
最後に車を買い替える際に、やるべきことと注意するポイントについて解説します。
「下取り」か「買取」かを検討する
車を買い替えることが決まったら、現在乗っている車の売却方法を検討する必要があります。車の売却方法には、主に「下取り」と「買取」があります。「下取り」と「買取」の特徴とメリット・デメリットは次のとおりです。
下取り
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下取りは、車の購入を前提とした売却方法です。車を購入するディーラーや販売店などに、今乗っている車を引き渡し、その車の価値に見合った金額(下取り価格)を次の車の購入価格から差し引きます。
■メリット ・今乗っている車の売却と新しい車の購入を、一か所で済ますことができるので手間がかからない ・古い車や過走行車、人気がない車種でも一定程度の価格で下取りしてくれるケースが多い
■デメリット ・下取り価格は、新しく乗り換える車の購入代金に充当されるため、手元に現金は残らない ・一般的に下取り価格は買取価格より低くなりがち ・車を購入することが前提のため売却先を選べない |
買取
|
買取は、車の購入と関係なく、買取専門店などに車を買い取ってもらい、その車の価値に見合った金額(買取価格)を現金で受け取ることができます。
■メリット ・複数の買取店に査定を依頼することで、より高い価格で車を売却することが可能 ・人気の車種やグレード、装備などが評価に反映されやすく、下取り価格より高くなるケースが多い ・買取価格を現金で受け取れるため、車の購入資金以外にも充てることができる
■デメリット ・新しい車の購入先と買取店のそれぞれで手続きを行わなければならないので手間と時間がかかる ・買取店への車の引き渡しと新しい車の納車のタイミングがずれると、車がない期間が発生することがある |
納車時期を確認する
新しく購入する車が納車される時期によっては、当初思い描いていた買い替え時期に間に合わない可能性があります。例えば、「今乗っている車の車検が切れる前に買い替えたい」「メーカー保証が切れる前に買い替えたい」「引っ越しするまでに買い替えたい」など、時期が決まっている場合には注意が必要です。
新車の場合、契約してから納車されるまでの期間は一般的に1~3カ月程度です。車種によっては半年から1年以上もかかることもあります。新車への買い替えを検討している場合は、納期の目安を確認して、早めに行動するのがおすすめです。
買い替えに必要な書類を準備する
車を買い替える際には、今乗っている車の売却と新しい車の購入でそれぞれ必要な書類があります。事前に準備しておくことでスムーズに手続きを進めることができます。
車を購入する際に必要となる主な書類
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・免許証(身分証明書) ・車庫証明書 ・印鑑証明書と実印(普通車を購入する場合) ・住民票(軽自動車を購入する場合) ・委任状(通常は販売店側が用意する) |
車を売却する際に必要となる主な書類
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・車検証 ・自賠責保険証 ・自動車税納税証明書(最新のもの) ・リサイクル券預託証明書 ・印鑑証明書と実印(普通車を売却する場合) ・譲渡証明書と委任状(通常は買取店が用意する) ・住民票や戸籍謄本(住所や姓などが変更になっている場合) |
なお、印鑑証明書は3カ月以内のものを求められるのが一般的です。あらかじめ用意する場合には、できるだけ直前に取得するようにしましょう。車検証に関して、車検証の有効期限が切れたいわゆる「車検切れ」の状態で売却することもできます。しかし、その場合でも車検証は必要です。
自動車保険の切り替えをする
車の買い替えが決まったら、納車日までに自動車保険の車両入替手続きを必ず行いましょう。自動車保険は、契約する車両のみが補償の対象です。そのため買い替えた際には車両を変更する必要があります。
車両入替の手続きを行っていない状態で事故を起こすと、原則として自動車保険の補償が受けられません。新しい車の納車日が決まったら、車を購入したお店に型式や車台番号など車両入替に必要な情報を聞いて手続きを行いましょう。
まとめ
車を買い替えることが決まったら、最初に今乗っている車を下取りに出すか買取店に売却するかを検討しましょう。この記事では、下取りと買取それぞれのメリットとデメリットを解説しました。一般的に下取り価格より買取価格のほうが高いのは大きな魅力です。
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