活動レポート

エピソード1 寄贈編

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■私たちが中古車を届ける意味
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界中からアフリカに集まった衣類などの支援物資は、必要としている所へ届かないケースがあり、 届かなかったその多くは路上で売買されていると言います。
そこでユーポスでは、自社が扱っている中古車を必要な場所に自らの手で届けようと3年前から『未来号プロジェクト』を始めました。 今回アフリカ・タンザニアに贈呈した車は、平成22年、走行距離8万キロの日本の中古車です。 日本では普通に走行している車が、発展途上の国々では考えられない有意義な使い方をされます。
何十キロも離れた場所の学校に通う子どもたちのスクールバスとして。 井戸から汲んだ重さ20kgもある水を、何キロ離れた家まで運ぶ老人や子供も車があれば水を運べて危険な目にも合わずに済みます。 また突然産気づいた妊婦は、近くに病院がなかったために衛生状態が悪い場所で産まざるを得ませんでしたが車がある事で施設の整った病院へ運ぶ事ができます。 医療施設のない村の患者を何十キロも離れた病院に届ける事だって出来ます。 一台の中古車が公用車として、時には救急車の役割となり人々の役に立っています。 今回、車の贈呈先はアフリカ児童教育基金の会ですが、日本から贈られた一台の中古車がタンザニアの人々を助けます。

写真:©坂本 勉

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